2017年2月7日
2017年最新版 親へどう切り出した?家族円満の相続対策になった? Part

2017年最新版 親へどう切り出した?家族円満の相続対策になった? Part 1

一般的に、相続は親から切り出してくれたほうがスムーズといわれている。ところが親世代は、まだまだ遠い先と思っていたり、まさか自分の子どもたちがもめるだろうなどとはつゆほど思わず、相続問題を自分のこととして考えられない人も多い。子ども側から切り出すには心理的ハードルはかなり高い。そこで過去2年間に相続対策をした206人にアンケートを実施。その中から25の体験談をご紹介しよう。 ※アンケート概要/対象:40歳以上の男女。2年以内に実家の相続のことを考えて対策を実施した人 調査方法:インターネット 調査期間:2016年10月11日~12日 有効回答数:206

実家が収入源になりました

CASE1 実家は貸家にし、賃料は母の老人ホームの施設費に(福岡県・65歳・男性)

【きっかけ】
父の初盆の日。体が弱くなってきたので施設に入りたいと母から申し出があった。その流れで、母と私(兄)、妹で誰からともなく将来の話になった。
【結果】
母は老人ホームへ入居。空いた実家はリフォームして貸家にし、賃料を母の施設費に充てている。将来、実家はそれまで介護してくれた妹に譲ることにし、私はほかの資産を相続する予定。

CASE2 相続した実家を貸家に。金融資産は兄弟で均等に分けた(大阪府・66歳・女性)

【きっかけ】
たまたま夫と夫の親が一緒にテレビで相続のCMを見ていて、その話になった。兄弟で均等に分けるようにと言ってくれた。
【結果】
親が亡くなってから、夫は相続した実家をリフォームして、貸家にした。ほかの兄弟は元々仲が良かったこともあるが、金融資産を均等に相続したので、トラブルにはならなかた。

CASE3 母が施設に入った後、実家を駐車場に(大分県・62歳・女性)

【きっかけ】
親戚の集まりのとき、どちらからともなく話が出た。父は財産分与について以前から気にかけてくれていて、姉妹で仲良く分けるようにと話してくれた。
【結果】
父が亡くなり、母が施設に入るタイミングで、将来誰も住む予定のない実家は、初期コストが抑えられる駐車場にし、賃料は母の施設の料金に充てた。相続後は売却して妹と分ける予定だ。

CASE4 隣の土地を購入し、賃貸マンションに 愛知県・58歳・男性

【きっかけ】
1人暮らしだった母が私たちと同居したため、実家が長期間空き家のままで、老朽化が進み近所からクレームも。このままではまずいねと親に話した。
【結果】
たまたま実家の隣の土地が売りに出ていたので購入。実家は取り壊し、2つの土地を合わせて広い敷地を確保。そこに賃貸マンションを建てた。

CASE5 広い平屋の実家を事務所兼賃貸に。義母は私たち夫妻と同居 福岡県・55歳・男性

【きっかけ】
一人暮らしの義母に、妻が心配して「この先どうするの?」と聞いた。
【結果】
広めの土地を買って二世帯住宅を建てて、母と私たち夫妻が同居することになった。実家は売却も考えたが解体費用もかかることだし、平屋で広いので事務所として活用できないかと不動産会社に相談。駐車場も広くとれることから法人の借り手がすぐ見つかった。

CASE6 両親の死後アパートに建て替えて家賃収入を得ている 神奈川県・56歳・女性

【きっかけ】
親戚の相続話から、うちはどうするのかと親に切り出したら、子どもたちで決めろと言われた。
【結果】
誰が親の面倒を見るのかで、子どもたちの話し合いは難航。結局、両親ともに亡くなってから弟と相談して、実家をアパートに建て替えた。お互い持ち分に合わせて賃貸収入を分けているのでもめることもない。

CASE7 賃貸併用住宅に建て替え。家賃収入でローンをまかなう 神奈川県・47歳・女性

【きっかけ】
夫の実家に不具合が生じて修理が必要になったとき、建て直すかどうかという話になった。
【結果】
親は将来の相続を考え、マンションに住み替えると言った。でも一戸建てに住みたいのが本音だとわかったので、親名義の賃貸併用住宅に建て替えることにした。賃貸収入でローンの返済ができ、将来の相続税対策にもなる。

CASE8 リバースモーゲージ(※)を利用。親にお金の余裕ができてよかった 東京都・55歳・男性

【きっかけ】
母がこのまま1人で住み続けるか、誰かと同居するか、帰郷するたびにその話になっていた。
【結果】
銀行に相談し、母もの望んだのでリバースモーゲージを利用することに。自分たち子どもも、残してもらうより、親が使い切ることを望んだ。手元に自由に使えるお金ができて、母のストレスが減ったように見えてよかった。
※リバースモーゲージとは、持ち家を担保として借り入れを行い、基本的に生存中は返済の必要がなく、満期または死亡時に売却などを行い一括返済する仕組み。

実家に同居しました

CASE9 実家をリフォームし、義母と同居 岐阜県・54歳・男性

【きっかけ】
妻の父が1人になり、85歳と高齢なので心配になり、妻の妹、弟も交えて話し合うことになった。
【結果】
自分たちが親と同居し、妻が家を継ぐことになった。そこで二世帯で住めるようにリフォームした。義理の妹・弟は持ち家があるので納得していた。自分たちは賃貸暮らしだったので、家が持ててうれしいし、将来は小規模宅地の特例が使え、家族の相続負担も減ることに。

CASE10 二世帯住宅を購入して同居した 東京都・47歳・女性

【きっかけ】
両親が高齢化したので、二世帯住宅の購入を決めた上で、同居しようと話を持ち掛けた。
【結果】
親が同居を承諾したので実家は売却し、そのお金で新たに二世帯住宅を購入し住むことになった。両親と一緒に新しい家に住んでいると、別々に暮らすより、トータルコストが安くなり、経済的な余裕ができた。また、お互い病気やけがをしたときに助け合えてよかった。

CASE11 建て替えて義母と同居。喜ばれた上に相続対策にも 東京都・51歳・女性

【きっかけ】
義父が急逝し、1人暮らしになった義母と今後について話し合った。
【結果】
配偶者の税額控除1億6000万円の枠内に収めるため、義父の遺産を子どもたちは放棄、義母1人で相続した。だが、実家は老朽化し防犯上も心配なので、建て替えて私たちが同居することに。これにより、将来の義母からの相続の際にも小規模宅地等の特例を利用し、土地の評価を8割減にすることができる。

CASE12 母の希望でリフォームして同居、費用を母が負担し資産圧縮にも 愛知県・60歳・男性

【きっかけ】
父親の一周忌の法要の日に、母、弟と3人で先々の相続のことや介護について話し合った。
【結果】
母の希望でリフォームして私たちと二世帯同居。母がリフォーム費用を出してくれたので、資産を減らすことができた上に、小規模宅地の特例によって土地の評価も下がるので、姉弟で相続する際の相続対策になった。母がしっかりしているうちに話ができてよかった。

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