相続まわりの手順と手続き

親が亡くなったら、葬儀や公的な手続き、実家の片付けなどと並行して、10カ月以内に相続税を納付しなくてはならない。

一般的な手続きと相続の手続き、いつ、何をするのか知っておこう。

構成・取材・文/森島薫子 監修/税理士 横山雄介さん(税理士法人エム・エム・アイ)

葬儀および一般的な手続き 相続関係の手続き

逝去

■ 死亡届の提出

7日以内

■ 生命保険の保険金請求手続き

(早急に必要な場合・ 死亡診断書のコピーが必要なことも)

通夜・告別式

(葬儀費用は相続財産から差し引けるので、請求書等を保管しておく)

初七日法要

14日以内

■ 年金受給停止 手続きなど

(健康保険、介護保険、 厚生年金保険資格喪失届等 ※厚生年金は日以内)

■ 運転免許等の返却、 携帯電話等の解約、電気等の名義変更

1カ月程度

1 相続人打ち合わせ

相続税納税までの日程等の打ち合わせなど

2 遺言書の確認(検認)

公正証書遺言でない場合、家庭裁判所で検認を受ける

3 相続人の確認・調査

妻と子以外に相続人がいるか。調査が必要なことも

4 遺産(相続財産)の確認・評価

相続財産と債務の評価を行い、合計額を計算。

合計額が基礎控除額を超える場合、相続税の納付が必要。

四十九日法要

2〜3カ月程度

5 遺産分割方法の話し合い

遺言書がない場合や遺言書に記載のない財産がある場合に行う

3ヶ月以内

6 相続の放棄または限定承認の手続き

遺産より債務が多い場合などに、家庭裁判所で行う

4カ月以内

■ 所得税の申告と納付 (準確定申告)

(故人の本年分の所得税の申告を行う)

5〜6カ月程度

7 相続財産の名義変更

相続財産の名義変更は、遺産分割協議の終了後にできる。 実家を相続する場合、土地、建物の所有権移転登記が必要。

8 相続税の計算・お金の手配

相続税納付のため実家等を売却する場合、売却に3カ月~ 半年以上かかることも。早めに不動産仲介会社に相談しよう。

■ 家族埋葬料、葬祭費、 遺族基礎年金、 遺族給付等の請求(健康保険、年金保険から 支給される費用等の 請求を行う。 それぞれ2年または5年の請求期限がある)

10カ月程度

9 相続税申告書の作成

財産内訳や税額を記載。相続人全員の署名・捺印が必要

10カ月以内

10 相続税の申告・納付

相続税申告書の提出、相続税は現金で納付する

遺言・相続Q&A

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